第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
Summary
輪切りの力
薄い「輪切り」を行う
輪切り: 要素に細かく分解すること
無意識の扉の奥
理由はわからない、でも「感じる」
人は自分の行動を説明できない
プライミング:「老い」をイメージさせるワードを無意識のうちに浴びせると老いた気分になる
見た目の罠
見た目の良さ故に「有能な大統領になる」と勘違いされた史上最悪の大統領
黒人に高い値段を吹っ掛けて失敗する自動車ディーラー
瞬時の判断力
思考を説明させるとなぞなぞの正解率が落ちる
情報過多で判断力は鈍る。情報過多によって軍事演習で百戦錬磨の将軍に負けた最新軍事フレームワーク
プロの勘と大衆の反応
革新的製品は市場調査になじまない。
コーラのテスト。テスターは少量でコーラのテストを行うが、ユーザーが飲むのは1缶だ。
パッケージを変えるだけで売れた。しかしユーザーは「美味しくなった」「味が変わった」という。
プロは本質を見抜くにあたって不要な要素を削ぎ落とすことができる
心を読む力
感情が表情に作用するのではなく、表情が感情に作用することもある。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる。
微表情で感情はわかる
自閉症患者は心を読む能力が無くなる。
しかし緊急時には普通の人間でもその状態に陥ることがある(ex.黒人が銃を持っていると勘違いして射殺した警官)
それを技術で克服する
雑感
人は人間の行動を説明することができない。逆に言うと行動こそがすべて
プライミング、使える。他人を騙すことにも使えるし、おそらく
この本は肝心な「じゃあどうやったらプロレベルの第1感は鍛えられるのさ?」という疑問には答えてくれない。数と正しいフィードバックしか無いのか?